石工事ってなんだろう？ と思われるかもしれません。私たちが普段利用している駅や商業ビルの壁や床には、世界各地の御影石や大理石がたくさん使われています。世界各地で採れた石を加工し、取り付けるのが石工事です。
石材は取り付けるととても重厚な雰囲気を醸し出し、高級感を演出してくれます。取り扱う石材の数は約百種類にも及び、それぞれ違った表情を持っています。天然素材であるため、加工・取付の際は失敗が許されない材料で、取扱いには高度な技術が必要となります。

石材は、失敗が許されず取り扱いが難しいからこそ、高級感が醸し出されるともいえます。高級感があるため、採用されるプロジェクトは、建設時も完成後も長く注目されるシンボリックな建物が多くなります。
石材の特性を見極めながらの加工は高い技術が必要になりますが、仕上がったときの達成感は他の建材では得られない以上のものがあります。