鉄筋工事 頭の柔軟さと、パワーが求められる職種

鳶土工・型枠大工と並び躯体三職と呼ばれる職種のうちの一つ。躯体(くたい)とは、建物を動物に例えるならば骨格の役割を果たし、建築物を支える骨組みのことです。躯体の中でも鉄筋は鉄筋コンクリートの骨となる部材で、背骨の役割を果たす主筋、肋骨に当たるあばら筋や帯筋を組み立てていきます。
鉄筋は、本物の動物の骨のようにいりくんで組み立てなければならず、この職種には、知恵の輪を解くような頭の柔軟さと、何本もの鉄筋(重量物)を担ぎ上げるパワーが求められる職種です。

鉄筋工事

鉄筋は構造上とても重要な部材ですが、コンクリートを流し込んでしまえば建築物を解体するまで人の目に見えることはありません。そのため、コンクリートを流し込む前に厳しい検査を行うこととなり、そこで指摘があれば速やかに是正しなければならないため、いかに指摘の無い組立を行うかが重要になります。
そのため頭も体もフル回転して組み立てなければなりませんが、鉄筋が組みあがった様子は恐竜の化石(骨)のような迫力があり、芸術品ともいえます。

鉄筋工事
鉄筋工事
鉄筋工事
鉄筋工事