interview01

鳶・土工工事 / 熱海 康太郎さん
てっぺんからの景色を一番最初に見れるのが鳶。
その達成感は言葉にできない。
鳶・土工工事 / 熱海 康太郎さん
仕事の内容について教えてください。
私たち鳶・土工の仕事は、建物を建てるにあたって更地を仮囲いすることからスタートします。基礎部分の土を掘り、コンクリートを流し込み、そして足場を組みながら鉄骨組み、クレーンを使っての外壁取り付けなど、上の階へ上の階へと建物を築き上げていくわけです。
建物・外構が完成した後の清掃、仮囲い、撤去まで、現場の最初から最後までに携わる仕事です。
この仕事に就いた理由、きっかけは何ですか?
知り合いの紹介で鳶・土工の仕事を知ったのですが、初めに楽しそうだなと思いました。実は祖父が宮大工で、代々建設業に向いているのかもしれません(笑)この仕事に入ったのは17才でしたね。
鳶・土工工事 / 熱海 康太郎さん
鳶・土工工事 / 熱海 康太郎さん
今までの仕事で印象に残っていることは?
現場に入って最初の頃はもちろんわからないことばかりでしたが、尋ねてみれば皆さんやさしく教えてくれました。だから自分もそんな先輩たちを見習って、後輩を指導していきたいと思います。
現場では最初から最後まで携わるため、現場全体を引っ張っていくリーダーシップも求められますが、以前、人間関係で悩んでいたときに、「相手も人だから」と上司に言われたことがありました。その言葉で度胸が座り、人との関係も自然と築いていけるようになったと思います。人が好きで、今では新しい現場に向かう時、どんな人たちと一緒に働けるのかなと楽しみになっているくらいです。
趣味は何ですか?
ゴルフです。100を切るのを目標に頑張っているんですが、これがなかなか……(笑)
建築業界を目指す、若者へメッセージ!
骨組みを組むと、私たちはその現場で一番最初に建物のてっぺんに立つことができるんです。その爽快感、そして、最初から最後まで現場の中心にいて、さまざまなことを乗り越えて完成した建物を見たときの達成感は、ちょっと言葉ではあらわせないほどのものがあります。それがこの仕事の醍醐味ですね。
鳶・土工工事 / 熱海 康太郎さん

interview02

型枠大工工事 / 木村 忠さん
建物の完成時には95%見えない仕事。それだけに、誇りを持って。
型枠工事 / 木村 忠さん
仕事の内容について教えてください。
建物の基礎にあたる部分で、コンクリートを流し込むための型枠を作ります。具体的には、鳶さんが地面を掘り鉄骨を組んだ(掘削・鉄骨挿入)の後に、コンクリートの出来上がりを想定しながら、木製の枠を鉄製サポートやチェーンといった資材でがっちりと固定していきます。
ここにコンクリートが注入され、約3日間乾燥させて、コンクリートが立ち上がったところで型枠を取り外します。
この仕事に就いたきっかけは何ですか?
子どもの頃から建築業に憧れていたんです。カッコいいなあ、と。それで高校を卒業してこの仕事を選びました。
1年間、職業訓練学校で学ぶとともに、型枠作業の資格も取り、2年目から現場の仕事について33年になります。
型枠大工工事 / 木村 忠さん
型枠大工工事 / 木村 忠さん
今までの仕事で印象に残っていることは?
私たち型枠大工の仕事は、完成した建造物からは95%見えない仕事なんです(笑)だからこそ、誇りを持って仕事しているのですが。
まれにクリア仕上げといいますが、コンクリート打ちっ放しの建物の場合だけ自分の仕事の出来を見ることができます。
印象が残っているのはというと、やはりスケールの大きな仕事。札幌ドーム、東京ミッドタウン、ディズニーランドのホテルなどがそうですね。
仕事で大切にしていることは何ですか?
〈工程を守って手渡す〉。始めの方の仕事なので、技を駆使してきっちり仕事をして、次の業種の方にしっかり手渡すことです。
趣味は何ですか?
30才まではウィンタースポーツでした。仕事で北海道にも行っていたので存分に楽しんだりしました。3年前からはゴルフを始め、今、はまってます(笑)
建築業界を目指す、若者へメッセージ!
私は今、職長という役職に就いていますが、国家資格である型枠施工技能士の他に、クレーン運転士資格や安全衛生の管理者免許など、10数種類の資格を持っています。一現場一現場で技術を身につけながら、同時に資格も取っていくことができるのも、この仕事の魅力です。
きつい仕事に思われがちですが、休日などの福利厚生も向上していて、働く環境もいいですよ。
型枠大工工事 / 木村 忠さん

interview03

外構工事 / 後藤 泰貴さん
大震災をきっかけに故郷宮城に帰り、道路・外構工事に再就職。
外構工事 / 後藤 泰貴さん
仕事の内容について教えてください。
建物の回りの道路や駐車場の舗装工事、土工事、床石・タイル貼りを行います。現場によってはフェンスや自転車置き場、また側溝等の構造物をつくるのも外構工事です。
建設の流れの中で、建物の外装が完了し、足場が取れて、そこから外構工事は始まります。
この仕事に就いた理由、きっかけは何ですか?
ここは2度目の会社で、以前は不動産会社で設計の仕事をしていました。きっかけは、東日本大震災。元々私は宮城出身ですが、当時、新潟に就職していたんです。震災を機に、どうしても宮城に帰って仕事をしたいと思いました。
義理の母が、この道路・外構工事の会社にいて、以前から業務内容を知っていたので、大震災で壊れて滞っていた「命の道」の復旧に携わりたいと、仙台で再就職しました。
外構工事 / 後藤 泰貴さん
外構工事 / 後藤 泰貴さん
今までの仕事で印象に残っていることは?
私は営業部に所属しているのですが、半年間、現場に管理として入ったことがありました。その時、現場は常に動いていると、改めて感じました。30人くらいがチームになって仕事を進めていたのですが、一人一人の技術と、それをスムーズに動かす段取りが、いかに大切かを知りました。
仕事で大切にしているのは何ですか?
お客様、他業種の人たちと信頼関係を築くために、謙虚でありたい、と思っています。
何より、いい仕事、いいものを提供していきたいですね。
趣味は何ですか?
スノボーとDIY。食器棚をつくったり、箪笥のリフォームもしました。
建築業界を目指す、若者へメッセージ!
スケールの大きい仕事は、やりがいも大きいです!宮城県出身の人間として、東日本大震災をきっかけに地元へ戻って、地元のために貢献できる仕事をしたいと思いました。同じような気持ちの人がいたら、ぜひ震災からの復興・復旧のために一緒に働いてみませんか。地元のために働く、心の充足感も大きいです。
外構工事 / 後藤 泰貴さん